英会話で相手の話が理解できないときや、難しかったときに使える英語フレーズを紹介します。相手の言っていることが分からない時には、率直にそのことを伝えるのがコミュニケーションを円滑にさせます。ここでは日常会話でもビジネスシーンでも使える英語フレーズを10個紹介します。
1. I don’t follow you.
話の内容がよくわかりません。
このフレーズは、相手の話の内容についていけないときに使えます。ここで使われている”follow”は、「ついていく、しっかりと話を聞く」という意味の動詞です。進行形にして、”I’m not following you.”をすることも可能です。意味は同じです。
ビジネスシーンで使うときには、”I’m afraid…”(すみませんが…)を文頭に付けたり、”you”の部分を”what you are saying”(あなたがおっしゃっていること)に置き換えることがオススメです。
例文
- I’m afraid I’m not following you.
恐れ入りますが、おっしゃっていることが分かりません。 - I don’t follow what you are saying.
おっしゃっていることが理解できていません。
2. You lost me.
意味が分からない
この言い回しは、相手の言っていることの意味がわからないことを伝えるものです。直訳すると「君は私を見失った」となります。主語をIに置き換えた”I’m lost”も同じく話が理解できない時に使えます。”I am lost”は、「道に迷った」ことを伝えたいときにも使用できる汎用的なフレーズです。
例文
- I am sorry, but you lost me.
すみませんが、意味がわかりません。 - I think I’m lost. Could you say that again?
話が分からなくなってしまいました。もう一度仰っていただけますか?
3. It’s Greek to me.
さっぱりわからない
これは、死語であるギリシャ語(Greek)を使ったオシャレな表現です。直訳すると「それは僕にとってギリシャ語だ」という意味になるメタファーです。相手の発言が分からないときだけではなく、例えば難しい問題に直面して困ったときにも使える便利フレーズです。
例文
- It’s Greek to me. Can you explain that again?
さっぱりわかりません。もう一度説明できますか? - It’s totally complicated. It’s Greek to me.
本当に複雑だ。さっぱり分からないよ。
4. I don’t get it.
理解できない
このフレーズは、ややカジュアルな表現です。”get it”には「話を理解する、了解する」などの意味があります。疑問形にすれば、”do you get it?”(わかりましたか?)になります。口語では更に短縮されて、”Got it?”(分かった?)という表現がよく使われます。
日常会話では、何が面白いかわからないジョークに対して「それで?」と返す際に使うことができます。つまらないジョークを言われて返答に困ったときにある意味便利です。
また、ビジネスシーンなどフォーマルな場面で使うときには、”get it”の代わりに”understand”を使用することがオススメです。それであれば、ビジネスミーティング等で使っても失礼にはあたりません。
例文
- Thank you for your comment, but I don’t get it.
コメントありがとうございます。ただ理解できていません。 - I’m afraid I don’t understand it.
恐れ入りますが、どういうことでしょうか?
5. I don’t have a clue.
ちんぷんかんぷん
このフレーズは、「話しが理解できない、ちんぷんかんぷんだ」という意味を持ちます。”clue”は「手がかり、ヒント」を意味する単語です。転じて、手掛かりが全くない、つまり「ちんぷんかんぷんだ」ということを表しています。
同様のフレーズで、”I have no clue”や、”I don’t have any clue”ということもできます。clueの後に”where”や”how”を付け足すことによって、何が分からないのかを明示することも可能です。
例文
- hmm… I don’t have any clue.
ん~、、、まったく分からない。 - I don’t have a clue where he is now.
彼がどこにいるのかさっぱり分からないよ。
まとめ
今回は、相手の話が分からないときや、内容が理解できないときに使える英会話フレーズ5つと例文10選を紹介しました。まずはこの5つを覚えておけば、カラフルな英会話をすることができます。